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アライメント作業手順

アライメントはこんな作業手順で測定・調整します!

まずはお客様からお話をうかがいます

どのような不満や不安、要望があるのか。クルマの走りはどんな状態なのか。さらには、お客様がどんな走りを理想としているのか、普段のクルマの使い方は……。

専門研修を受け、アライメントに関する深い知識と高い技術を持ったスタッフが、お客様からクルマに関わる情報をおうかがいします。「こんなことアライメントとは無関係だよな」と思われるような些細なことでもかまいません。どんどんお話しください。さまざまな角度から検証することで、それぞれのクルマに適した「処方箋」を導き出します。

クルマに適した「処方箋」

クルマのコンディションをチェック

おうかがいしたお話の内容をもとに作業の方向性を見定めると、次はクルマを点検します。偏摩耗などタイヤの減り方や下回りに接触痕はないかを確認し、サスペンションのラバーブッシュ、ボールジョイント類に問題がないかどうか細部にわたり点検。

なお、点検箇所に不具合があった場合は、写真撮影などを行うこともあります。お客様へ点検のご報告をする際、わかりやすく説明し、作業内容についてご納得いただけるよう配慮しています

クルマのコンディションをチェック

専用の調整用リフトとテスターを使用

クルマに大きなトラブルなど問題がなく、アライメント調整が可能な場合は作業を進めます。タイヤ館のアライメント作業ではピットに設置された調整用リフトとアライメントテスターを使用します。最新のアライメントテスターの場合は、各タイヤ&ホイールにターゲットを装着し、車両前方に設置した高性能カメラでターゲットを認識することで、4輪すべてのタイヤの角度の関係を同時に高精度で測定。モニターに表示された測定数値をもとにクルマが正常な状態かどうか確認し、必要があれば調整を行います。

高機能のアライメントテスターと調整用リフトは、すべての整備工場やカーショップにあるわけではありません。測定については短時間で実施することができますので、気になる症状を感じたらアライメントテスターを設置し、専門の訓練を受けた熟練スタッフが作業を担当するタイヤ館に、ぜひご相談ください。

専用の調整用リフト
専用のテスター

クルマの状態を「測定」し「診断」を行う

クルマの状態をアライメントテスターによって測定し、そのデータをもとに専門の訓練を受けたスタッフが車両の各部品に異常がないかどうか「診断」を行います

アライメントテスターによって測定
測定データ

豊富な経験とノウハウを持ったスタッフが調整

トー、キャンバー、キャスターの3つの角度を整えるのがアライメント調整ですが、クルマによって調整できる部分は異なり、すべてが調整可能な車種もあればフロントのトーのみといったクルマもあります。調整は、サスペンション・アームや足回り部品の取り付け箇所に設けられたアジャスト機能を利用して作業を行います。

一方、こういった通常の調整可能箇所だけでなく、サスペンションパーツの取り付け誤差を使った調整などを含めて実施する場合もあります。また、調整式アッパーマウントがセットになった車高調キットや調整式アームなどの社外パーツを装着していると、調整範囲が広がり、よりきめの細かいセッティングができることもあります。

走行中の違和感やタイヤの偏摩耗などの症状を改善するだけでなく、「こんな走りができないだろうか」「こんな乗り味にならないだろうか」というお客様のご要望を理想的な形でご提供することを目的とする場合は、理想の走りを実現するために試乗チェックを繰り返し、調整を重ねます。

ですから作業の中では、乗り味を確認するため試乗を重視しています。「お客様の要望に対して最適の状態になったのか、問題点は解決したか」をしっかりと確認し、試乗でまだお客様のご要望を実現していないと感じれば、測定→調整→試乗というサイクルを繰り返すこともあります。理想の走りのために、時間をかけ丁寧に作業を行います

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